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「相手に関心を持つ」とは?【1on1ポイント講座】
― 1on1を深めるためのふたつの視点 ―
1on1ミーティングの中で、何より大切なこと。
それは「相手に関心を持つこと」だと言っても、決して言い過ぎではありません。
この時間は、メンバーのために用意された貴重な対話の場です。
それなのに、肝心のメンバーに意識が向いていないとしたら…とてももったいないですよね。
今回は、1on1をより良い時間にするための「相手に関心を持つ」ということについて、
2つの視点からお伝えします。
「コト」ではなく「ヒト」に関心を向ける
on1の場面でも、つい業務や課題など「コト」の話に集中してしまうことがあります。
もちろん問題解決は大切ですが、それは“誰と話しても同じ”になりがちです。
1on1では、あくまで「目の前にいる相手」に焦点を当てた対話を心がけたいものです。
そのための第一歩は、「相手が関心を持っていること」に関心を向けること。
たとえば、最近気になっている業務や、やりがいを感じた場面。
うまくいっていないと感じていることに、どんな思いや背景があるのか。
そんな対話を通して、その人自身の価値観や強みが見えてきます。
さらに、趣味や最近の出来事、関係性で気になる人の話など、
プライベートな関心事に触れるのも効果的です。
「最近、○○さんの動きが気になるって言ってたけど、どうして?」
「その映画、どうだった?どんなところが好きだったの?」
といった問いかけが、相手の内面に自然に近づくきっかけになります。
見えていなくても、想像を巡らせる
2つ目の視点は「想像力」です。
たとえば、仕事が立て込んでいて相手をじっくり見られていないとき。
そんな時こそ、“見えていないけれど、見ようとする姿勢”が伝わります。
1on1が始まる直前に、ちょっと立ち止まって想像してみましょう。
「最近Aさんは、あの業務をずっと担当しているけど、意外とプレッシャーが大きいんじゃないかな」
「重い仕事が重なっていて、疲れてないだろうか」
そんな風に考えを巡らせてから、実際の1on1で聞いてみるのです。
「●●の業務、見た目以上に気を遣うこと多いよね。大丈夫?」
「この前の××の対応、きっと大変だったと思うけど、特に難しかったのってどのあたりだった?」
たとえ部下が「大丈夫です」と答えたとしても、
“ちゃんと見ようとしてくれていた”という気持ちはしっかり伝わります。
これは立派な承認のメッセージです。
関心を向けることは、信頼への第一歩
1on1は、日々の業務とは少し違った「人と人」の対話の時間。
相手の興味や状況に意識を向けて言葉を交わすことで、
メンバーは「自分のことをちゃんと見てくれている」と感じ、心を開きやすくなります。
ぜひ次の1on1では、相手に関心を寄せる小さな行動から始めてみてください。
そこから少しずつ、信頼の深まる対話が育っていくはずです。
