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迷ったときこそ、1on1の対話の材料にしよう【1on1ポイント講座】
1on1ミーティングをしていると、「どう接したらいいのか」「何を聞いていいのか」といった迷いは誰にでもあるものです。そんなとき、正解を探すよりも大切なのは、その迷い自体を“対話の材料”にすること。上司が一方的に答えを出すのではなく、部下と一緒に考えていく姿勢が、信頼関係を育む鍵になります。
どこまで聞いていいのか迷ったら、本人に確認する
よくある質問のひとつが、「相手にどこまで踏み込んで聞いていいのか」というもの。これは上司が決めることではなく、部下自身が持っている答えです。
たとえば週末の過ごし方など、プライベートに関わる話題も出るかもしれません。その際は、「こういう話をしても大丈夫?」とシンプルに確認してみましょう。
大切なのは、返ってきた「大丈夫です」という言葉だけに頼らず、表情や声のトーンなど非言語のサインを感じ取ること。もし違和感があれば、もう一度確認し、無理をさせないようにすることが安心感につながります。
オンラインか対面かは、一緒に試して決める
「1on1はオンラインと対面、どちらが良いのか?」という質問もよく聞きます。これも正解は一つではありません。
上司の意見だけで「対面じゃなきゃ本音は出ない」と決めてしまうと、対話の余地はなくなってしまいます。まずは両方を試してみて、それぞれのメリット・デメリットを率直に話し合うことが大切です。
その過程で相手の価値観を知ることができ、さらに「一緒に1on1を作り上げている」という共同感覚が芽生えます。
本音を引き出すには、場と雰囲気づくりから
「どうすれば部下に本音を話してもらえますか?」という問いもよくあります。実際のところ、本音を言うかどうかは部下自身が決めることです。上司が背負いすぎる必要はありません。
ただし、上司の役割は二つ。ひとつは定期的に話せる場を用意すること、もうひとつは安心して話せる雰囲気をつくることです。
「言いにくいことがあれば遠慮なく言ってくださいね」「話してくれたことは否定せずに受け止めます」といった言葉を伝えるだけでも、安心感は大きく変わります。繰り返しの対話を通じて、気づけば以前よりも深い話ができるようになっているかもしれません。
迷いを材料に、信頼を深める
1on1に「正しい答え」はありません。むしろ、迷ったときに率直に尋ねることで、部下は「自分を尊重してくれている」と感じ、関係性は深まります。
上司に必要なのは“正解を出す力”ではなく、“相手を理解しようとする姿勢”。迷いを材料に対話を重ねることで、互いに納得感のある1on1を築いていけるでしょう。
