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部下との対話がもっと深まる。「教えてマインド」のすすめ【1on1ポイント講座】
上司=教える人?という思い込みを手放してみる
1on1で部下との会話がなかなか弾まない、
相手の想いや考えが引き出せない……
そんなとき、実は上司側が持っている“ある前提”が影響しているかもしれません。
それは「上司は部下に教えるもの」という思い込みです。
もちろん、現場でのやりとりではこの前提がうまく機能します。
部下が困って「どうすればいいですか?」と聞いてくる場面では、
上司が答えることで、素早く問題解決ができますよね。
でも、1on1はちょっと違います。
部下の内面にある考えや価値観を引き出し、
気づきや成長を促すのが目的です。
このようなとき、「教える」スタンスのままだと、
部下の思考の流れを遮ってしまうこともあるのです。
1on1では「教えてもらう」気持ちで
1on1では、上司の前提を「教える」から「教えてもらう」に切り替えることが大切です。
そうすることで、問題を抱えていない部下に対しても自然な対話が可能になります。
たとえば、順調に業務を進めている部下に対して、
「そんな風にうまくやれてるコツってあるのかな?」と尋ねてみる。
この“教えてマインド”が、相手の思考や価値観を引き出すきっかけになります。
特に、年上の部下や優秀な部下など、
「教えることが見当たらない」と感じる相手には、
このスタンスが対話の糸口になります。
「教えて」は“言葉”より“マインド”で伝える
ただし注意したいのは、「教えて」という言葉そのものを使うことです。
言葉の使い方によっては、部下に誤解を与えてしまうこともあります。
たとえば、
「うまく進んでいる理由を教えて?」と言ってしまうと、
部下によっては「上司が知りたがっているから、教えてあげる」という構図に。
こうなると、部下は「ちゃんと答えないといけない」と感じてしまい、
本音を話しづらくなることも。
大事なのは、あくまで“相手の思考を整理する手助け”というスタンスです。
「●●さんが考えてることを整理する時間になればいいなと思ってるんだけど」
といった前置きで、会話の意図を共有しておくと、より安心感が生まれます。
まとめ:対話はスタンスで変わる
「教えてマインド」とは、言葉そのものではなく、
相手の考えを尊重し、引き出そうとする姿勢のこと。
現場での即時的な指示とは違い、1on1は“育む”場です。
上司自身が「教えてほしい」という気持ちを持つことで、
対話はもっと自然に、もっと深くなっていきます。
ぜひ、次の1on1では「教えてマインド」を心の中で持ちながら、
部下との対話を楽しんでみてください。
