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フィードバックにも種類がある?【1on1ポイント講座】
「中立」と「問題解決型」の違いと使い分けのヒント
1on1や日常のマネジメントで欠かせない「フィードバック」。
部下の成長を支えたり、問題を改善に導くために、上司にとって重要なスキルのひとつです。
でも、伝え方によって相手の受け止め方や行動への影響は大きく変わります。
今回は、フィードバックの中でも「中立のフィードバック」と「問題解決型フィードバック」の違いを、事例を交えてご紹介します。
それぞれの特徴を知り、上手に使い分けられると、より効果的なコミュニケーションにつながります。
感情を挟まない「中立のフィードバック」
中立のフィードバックは、主観や感情をできるだけ省いて、客観的な事実に基づいて伝える方法です。
評価や決めつけを避けることで、相手が防衛的にならず、冷静に振り返るきっかけをつくります。
たとえばこんなやりとり:
「先週のプロジェクトの進捗だけど、◯◯の段階が3日遅れているね」
→行動の“事実”だけを伝えています。
その後、「進捗報告でレビューに時間がかかっていたようだけど、何か困っていたことがあったかな?」と問いかける。
→部下の状況を想像しながら、対話を広げていきます。
最後に「次回は早めに共有してもらえると助かるな。一緒に改善策を考えよう」と伝えることで、部下も自分事として前向きに考えやすくなります。
スピード優先の「問題解決型フィードバック」
一方、問題解決型のフィードバックは、上司が主導して課題を指摘し、解決策を提示するスタイル。
スピード感をもって対応が必要なときに有効です。
たとえば:
「◯◯のレビューが3日遅れたことが、全体の進行に影響しています」
「今後はレビューにもっと時間を確保して、進捗に影響しそうな場合は必ず報告してください」
このように、具体的な指示や対応策を提示し、すぐに行動に移してもらうことを目的としています。
ただし、部下の自主性や考える機会が少ない分、長期的な成長の機会は減ってしまうかもしれません。
上手に使い分けることがカギ
この2つのフィードバックの違いは、**「部下の関与の度合い」**にあります。
- 中立のフィードバック:対話を通じて部下に考えさせ、自主性と信頼関係を育む
- 問題解決型フィードバック:上司が主導し、迅速な改善を促す
どちらが良い・悪いというよりも、場面や目的に応じて使い分けることが大切です。
たとえば、急ぎのミス対応では問題解決型が有効ですが、長期的な成長支援や信頼構築には中立型が適しています。
1on1の中では、ぜひ「中立のフィードバック」をベースに置きつつ、必要に応じて「問題解決型」も柔軟に取り入れてみてくださいね。
